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個別記事の管理2010-04-17 (Sat)
 あんりまー。ほんとに雪が降りました。さむいさむい。
全く困りますよゥーー、マッタクぅーー、春じゃないんですかー??

一日も早くあたたたたたたたたたた…暖かくなる事を願っております。

と言うわけでもないんですが、
今日は出かけたついでに何気なーく本屋さんに立ち寄った所…。
映画の原作紹介みたいなコーナでPV流しながら宣伝していた本を
ついうっかり、買ってしまいました。

こくはく。
6月ぐらいに映画公開されるらしい…、
湊かなえさんの「告白」

流れていたPVもなにやら衝撃的だったのですが…。
ぱらぱら~と見てみた感じが、

当事者たちによる告白がそのまま書かれている。

と言うなんていうかこう、昔読んで感銘を受けた
スティーブンキングの「キャリー」のようだったので
ちょっと買って読んでみる事にしました。

で…。

結局…2時間かけて一気に読んでしまいました。

内容は…まぁ…未成年の犯罪について、ですね。
ただ、その書き方がすごかったです。
告白者、どいつもこいつも病みきってます。
もちろん、加害者、加害者の母、家族、被害者の母、
これでもかって言うくらい激しく病んでます。

でも、

残念と言うか…なんていったらいいのか…
どの告白もなんかこう…共感できてしまう部分があるんですよね。
全面的に共感するじゃなくて、時折襲う感じ…というのか…。


うーーむ。
内容よりそっちの方が鬱になりますね。
キャリー読んだ時も色々鬱になったけどさぁ…。

具体的に言うと、
今までは未成年だろうが成人だろうが犯罪者はちゃんと制裁を受けるべき!
とか、思っていたけど…。
実際、裁判員裁判の裁判員に選ばれた時、
果たして自分はぶれないでいられるかどうか?絶対ムリだろ…。
などと、非常に思い知らされた内容でした。
なんていうか、自分の信念が揺らぐと言うか??おおげさだけど。

そこら辺ではすごいなーと思うんですけど、残念な所もあるんですよねー。
最後の告白と寺田先生の告白がなかったこと!です。
最後はちょっといくらなんでも…かなぁーー。まぁすっきりはするけど。


ただ、この作品、思うんですけどーーー。
私のような親の立場で読むのと若い学生さん中高生が読むのとでは
印象が違いすぎると思うんですよね…。
若い人には…あんまりこう、お勧めできないなぁ。
できれば、怪物親と呼ばれている人たちに…ね…。
どちらの立場にもなりうる人たちに…。できれば。


あと、この作品で「命の大切さ」については学べません。
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